「チビ太物語」は、迷子のヒナが別の家族に紛れ込んで生き延びたお話です。
 2024年6月に撮ったオシドリの写真を、思い込みと推定を含め、物語調にまとめました。
 隣の写真の中央で右を向いているヒナがが「チビ太」です。
#中島公園のチビ太物語

【チビ太物語】
①2024年6月7日、中島公園の菖蒲池にヒナ13羽のオシドリの「大家族」が現れました。

6月7日、ヒナ13羽の大家族が現れました。
6月8日朝、大家族のヒナは1羽減り、12羽になりました。

②6月18日、ヒナ8羽の「チビ太一家」が現れましたが、この時以降見掛けなくなりました。

6月18日、菖蒲池にヒナ8羽のチビ太一家が現れました。

6月18日、ヒナ8羽を引き連れた母鳥と出会いましたが、この時以降見掛けなくなりました。目撃情報もなくなったので、菖蒲池に居づらくなり、一家で引っ越した様です。
 この頃、菖蒲池にはヒナを連れたオシドリとマガモの家族が既に数組いました。母鳥が、混雑を嫌ったのかもしれません。

③6月7日出現した「大家族」に、「チビ太一家」のヒナが加わりました。

6月21日7:46、「大家族」のヒナは12羽でした。

2分後(7:48)、ヒナが13羽に増えていました。よく見ると母鳥の左横に明らかに小さいヒナ(チビ太と命名)がいます。家族とはぐれたヒナが紛れ込んだ様です。

7:50の写真です。手前左から2羽目が「チビ太」です。
母鳥はチビ太を追い出そうとして、時々口ばしで突いていました。

8:00、チビ太は母鳥の上に乗っていましたが、この後、自分の家族ではないことに気付いた母鳥に振り落とされました。

「大家族」の母鳥は元の家族に返そうとチビ太を何度も突いていましたが、この写真(8:55)の通り、チビ太は「大家族」のヒナと仲良くしていました。
チビ太は母鳥に突かれながらもめげることなく、この集団の中に居続けました。根性あっぱれ!!

母鳥に冷たくされながらも、けな気に耐えるチビ太の根性に折れ、母鳥は家族と認めた様です。
この写真(9:35撮影)は、「大家族」から少し離れたチビ太を母鳥が呼びに行ったところです。この時、口ばしで突くことはありませんでした。

母鳥がチビ太を家族と認め、チビ太をみんなのところに連れ戻すところです(9:40撮影)。良かった、良かった!!

9:50、母鳥が認めたことで、チビ太は集団に溶け込んでいました。

④「チビ太」は翌朝も「大家族」に馴染んでいましたが、忽然と姿を消します。
 6月18日、ヒナ8羽の「チビ太一家」が現れましたが、その後、見掛けなくなりました。一家が菖蒲池から引っ越した時、「チビ太」は取り残された様です。

翌日(6月22日)8:38、チビ太はすっかり「大家族」に馴染んで、一緒に草を啄んでいました。

草を啄む「大家族」の中にいる「チビ太」を見掛けた人が、1羽だけ小さいヒナがいるのを不思議がっていました(8:38撮影)。

6月22日8:50、チビ太は周りのヒナに比べるとかなり小さいのが判ります。
チビ太を見掛けたのはこれが最後でした。

6月23日9:15、チビ太はいませんでした。「大家族」は元のヒナ12羽に戻っていました。
噂では、チビ太は前日(6/22)元の家族のところに戻った様です。

⑤突如姿を消したチビ太は、元の家族と合流していました。

3週間ほど過ぎた7月12日、中島公園南端を流れる鴨々川に、大き目のヒナ3羽と母鳥がいました。
久しぶりなのでヒナはかなり大きくなっていますが、6月18日に出現した「チビ太一家」だと思います。
ヒナの1羽はチョロチョロしていたので、おそらくそれが「チビ太」の様です。

「チビ太物語」は以上で終了です。
通常オシドリやマガモのヒナは生まれて数週間は色々なトラブルで減って行きます。1ヶ月ほど経つと減ることも少なくなるので、きっと「チビ太」も無事成長したと思います。

[補足]
 オシドリのヒナは、時々間違って別の家族に入り込むことがあります。母鳥は、別の家族のヒナを見分けることが出来るようで、クチバシで突いて追い出す仕草をします。しばらくするとヒナは自分の家族に戻ります。ヒナ同士は自分の家族か否かは区別出来ないのか、追い出す仕草を見たことはありません。
オシドリの生態に詳しい訳ではありませんが、「大家族」の母鳥のように別の家族のヒナを受け入れたのを見たのはこの時だけです。