オシドリのオスは繁殖期を終えると、メスの様な姿(地味な羽色)に変わります。
 この現象は、「エクリプス換羽」と呼ばれ、鴨に見られる現象の様です。
 繁殖期が終わると、菖蒲池からオスがいなくなったと勘違いする人がいるほどです。
 鳥の専門家ではないので、詳しいことはわかりませんが、メスの様な姿になったオスは、以下の様にオスの姿に戻ります。

オシドリのつがい
左がオシドリのオスで、右がメスです(2024年4月5日撮影)。
オシドリのメス(2025年4月6日撮影)
オスのエクリプス: クチバシの上からおでこに掛けて、緑の直線が現れ始めている。
オスのエクリプス: 首に濃い紫が現れ始め、羽にも青や緑が現れてきている。
オスのエクリプス: 首の濃い紫が広がり、羽全体の薄茶色が濃くなってきた。
オスのエクリプス: 顔が薄茶色から白に変わりつつあり、首も薄茶色から鮮やかな茶色になって来ている。
オシドリのオス(2025年4月28日撮影)

【ヨシガモ(オス)のエクリプス】
 2025年春、中島公園にヨシガモのオス1羽が現れました。
 4月下旬、足を怪我して1羽だけ菖蒲池に立ち寄った様です。5月中旬に怪我は直りましたが、6月下旬まで菖蒲池に棲み着きました。
 その後、時々ヨシガモ1羽が菖蒲池に現れます。おそらく同じ個体なので、エクリプスの変化の経過が判ります。

2025年4月28日(オスの姿)
2025年6月4日(6月27日以降見掛けず)
2025年8月21日、メスの様な姿で現れた。
2025年10月10日 オスの姿に戻り始めた。
2025年10月18日 オスの姿に近づいた!
202025年10月20日
2025年10月30日 羽の茶色が少し残る。